ぺさのブログ

ぼっちのリア充

婚活居酒屋行ったら痛い女たちが現れた!

友達Aと二人で
婚活居酒屋なるものに行ってきた。
僕は正直行きたいわけじゃなく
Aが奢るからついてきてと誘ってきたので
まぁ暇だしタダならいいかと思い
一緒に参加してみた。

店内に入ってみると
中は広くテーブル席が数か所あり
そこで男女がワイワイしながら
ミニ合コンがあちこちで開かれていた

僕とAが空いたテーブル席に通されると
明るい胡散臭そうな店員が
「初めて来たのー?」
「ガンガン女の子に話しかけなきゃだめよ」などと言いながら
食べ放題メニューの料理と
注文したお酒を運んできた
僕らは苦笑いしながら
どうしたもんかと
少しの間待っていると

酔っぱらって
フラフラの若作りしてるおばさんと
不愛想のその人の後輩らしき女が
僕らのテーブルにやってきた
どうやらこの二人が最初の相手みたいだ。

 

しかしこの二人組はこちらを
気にかけるどころか
2人で談笑しながら
横を向いて内輪で盛り上がっている

(なんだこいつらは?)と思ったが
一応Aに奢ってもらう立場なので
盛り上げようと
僕は二人に積極的に
「こんにちわ~」と話しかけ
「とりあえず乾杯しませんか?」と
精一杯の笑顔を作り
イライラと落胆の顔を見せないように
振舞っていた

すると若作りおばさんは
こちらをチラッと見て
Aに向かって
突然「霜降り明星の粗品に似てない?」と
言い出し
「あのツッコミやってみて!」と
身分不相応な無茶ぶりをしてきた
僕とAが困惑していると
「ちょっと~振ったんだからやってよ!」と
しょうもないダメ出しをして
2人で笑っている

(なんだこの勘違い女は。
この店にくる奴等は
こんなやつばっかりなのか・・・)
と思ったらうんざりしてきて
僕はこの店に来たことを
早くも
後悔し帰りたくなっていた。

しかしAに奢ってもらっている立場なので
自分だけ帰るわけにもいかず
とりあえずまだ居ることにした
僕は流れを変えるために
「じゃあまずは乾杯!」と
自分のグラスを持って
他の連中を半ば強引に
乾杯に付き合わせると
若作りおばさんに
「お笑い好きなんですか?」と
興味のあるフリをして聞いて
なんとかこの場を
盛り上げようと
会話の糸口を探し始めた
しかし若作りおばさんたちに
こちらの願いは届かず
またもや偉そうな態度で
「ふつう~~。てかさっきから
粗品テンション低くない?」と、
Aを挑発し
なにを思ったのか
Aの頬を軽くペチッとビンタすると
「元気出せよ!」と叱責し
後輩女と二人で手を叩いて
笑っていた・・

(やべーなこいつら・・)
僕がドン引きしながら
恐る恐る
ビンタされたAのほうを見ると
Aは無理矢理強がって
愛想笑いをしているせいか、
不自然に顔が歪んでいて
おかしな表情になっていた

その後も、
若作りおばさんの暴走は止まらなく、
「私の頼んだドリンクがこないんだけど~」と
今度は店員の文句をいいはじめ
「あの店員マジで大嫌い。
さっきから目が合ってるくせに
私のこと無視してやがる」
「私、こんな店、本当はくるつもりなかったんだけど。
暇潰しできただけ」などと
店の不満をいいまくって
挙句の果てには
店員が
ドリンク持ってきても
受け取らずそっぽを向いて
ふてくされていた
仕方なく僕が
「そこに置いといてください」と
対応して若作りおばさんに
ドリンクを渡すとお礼も言わず
「ホント大嫌い!あいつ!」と一人で
プンプン怒っている。

(もう無理だ▪▪▪この人達の相手は)と
会話も早々に引き上げて
時間潰しに、料理を食べてみるも、
めちゃくちゃまずい
(なんだよこの店は・・)
僕はもう少しで心が折れそうだった・・が
ようやく、時間がきて、
他のテーブルに移動とゆうことになった

僕らは嬉々として、移動し始めると
その態度が気にくわなかったのか、
若作りおばさんは、
「ほんと帰りたいんだけど~」と、
また不平不満を言って、後輩を困らせていた

(早く帰れよ!)と内心強く思いながら
後ろを振り返らず、
次のテーブルに一目散に僕らは避難し
次もあんな連中だったら絶対帰ろうと心に決めていたが
次のテーブルの女性たちは意外にも
けっこう可愛くて性格もよかったので
僕もAもホッとして、普通に楽しんでいた

その後、ふと、若作りおばさんの動向が気になって
店内を見渡しても、2人は帰ったようだった。

その1時間後くらいに僕らも店をでて
帰り際
(あの人たちはなにしにきたんだろう?)と疑問に思い
Aに、そのことを話すと
Aは冷静な口調で
「ああゆう連中は、婚活居酒屋にきてる
自分のことを認めたくないんだよ」と、教えてくれて
僕は(なるほどなぁ)と妙に納得していた。

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